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初心者の方に質問されることがあります。「どうして年数がかかる割にイワヒバは安いのですか」と。 数十年経ている株が当たり前の盆栽も昨今の景気低迷では価格が暴落気味ですがイワヒバの価格低迷は盆栽のそれとは少し違うと思います。

イワヒバの場合、形の良い将来性のある株と完成度の低い将来性があるとは言えない株との価格差があまりありません。新しく始められる方で急にたくさん購入し始める方がいらっしゃいます。購入のポイントは品種と価格に重点を置かれる方が多いと感じます。珍しい稀少な品種や高級品種でも最終的には形、すなわち将来性が問題となるべきです。 どのような株を良しとすべきか愛好家に啓蒙する必要があると思います。10年20年と栽培していく課程で栽培品が駄物になっていくか益々イワヒバの魅力に心酔していくかです。

新しい愛好家、特に若い方々が増えないのはイワヒバの価値を本質的に伝えることをしないために安物の植物としかとらえてもらえないのです。イワヒバ園芸の輪郭が漠然としています。

イワヒバ界のリーダーたちはどのようなポイントで選んだら良いか教えようとしません。なぜなら愛好家の目が肥えてしまうと出来の悪い株など手持ちの株が売れなくなってしまうためです。外見は良くても頭数の少ない株やバランスの悪い株などは処分価格でも仕方ありません。それを普通の価格で売りたがるからです。

当園で理想型と言っている株や多頭でバランスの良い株など優良な株と将来性の乏しい株と価格の差が大きくなることが必要です。将来性を評価されるべき株と評価に値しない株との開きがはっきりしないため相場自体が低められてしまうことが長年続いています。

何を基準に選んだら良いか現実問題としてわからない方がほとんどです。説明しますとその場で目が肥えてしまい出来のイマイチな株は選びません。

啓蒙することを怠っているイワヒバ界はこのままでは衰退の一途を辿るだけです。

連合会が中心に行うことですが今のところ個人でやるしかありません。

追記後日あり

追記です。

イワヒバを啓蒙するに当たって品種など説明できる人がいません。人がいないと言うより説明する用語が定義されていないのです。別項目で記載済みの「斑の概念」にあるような斑芸に対する用語が定義付けされていません。説明する用語がないのですから説明できる人がいないのは当然です。

登録時の品種説明などもそうですがおそらく昔の書籍などに書かれた文言を延々と引用し続けているのだと思います。改革や啓蒙はここから始めなければなりません。新しくイワヒバを楽しんで頂けるように的確な用語で説明することが重要です。得体の知れないシダ植物に没入して頂くにはあまりに曖昧です。イワヒバの魅力を知って頂くには斑の分類、内容を理解して頂かなければなりません。

イワヒバは時期によって顔色が違います。真っ青なものが急激に斑で覆われたりします。斑に対する用語を理解して頂かなければ購入時の選定要素が欠如します。是非少しだけ勉強して頂いてより奥深くイワヒバを楽しんで頂けることを切に願います。

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