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レンゲショウマ花物の魅力
ホームレンゲショウマ

当園では休眠期から販売しますので開花期にはほとんど販売品はございません。花時期には花茎が高くなりますので通信販売が出来ないため休眠期販売してしまうわけです。

★山で咲いているレンゲショウマの花がたくさんネットに掲載されています。かなり濃色の花が映っていたりします。平地栽培では山で咲いているような濃色花では咲かないようです。山で咲く濃青紫色のトリカブトの花色が平地では再現出来ないのと同じです。今、取り上げられているような濃色花の栽培品は希少です。

夢物語

『赤花』あるいは『ピンク花』と称される範疇の優良個体です。萼片裏(花弁裏)、花弁(リップ)も桃紅色に色づきます。特にリップの色づき方は白覆輪状で通常のレンゲショウマの色づき方と違います。始めて開花を見たときはまさしく『夢心地』でした。

この個体は葉に斑が現れます。赤茶を帯びたようなきれいな斑でないので評価は分かれると思います。

白楽天

青軸純白花です。

純度が高いためでしょう、萼片裏に緑を帯びます。画像で気付きましたがリップもいくらか緑色を帯びているように感じます。

この個体は『達磨性』と言えるタイプです。やや矮性と言った方が分かりやすいでしょうか。花茎もやたら伸びず葉姿もずんぐりしています。花弁も厚みがあるようでしっかりしています。純白花の最優良個体と評価されています。

群馬県下仁田方面で坪取りされた内の一つです。兄弟株がいくつか存在します。青軸濃色花ですが他の地域で採取された話は聞いていません。稀少品種です。一般にレンゲショウマの濃色花はリップ先の色の濃さを主に言いますが葵は萼片(花弁)が色づきます。

 

 

紫水晶

葵の坪取り兄弟株で一種の『黄葉品種』です。もちろん青軸濃色花です。ただし黄色みを強くするには日照を強めにしなければなりませんのでレンゲショウマの栽培では少し難しいことかも知れません。

黒御簾

黒御簾の見所は葉径、花茎、蕾が暗褐色に染まる所です。花も濃色花と言えます。強日で黒軸を強調したいところですが斑入葉(ザレ斑)で採取されたため、最近の気候下では強日栽培すると葉焼けしやすい状況です。これを選別したときは日向に近い状況下で栽培していました。最近の気候はレンゲショウマ栽培に難題を投げかけます。

濃色八重咲種

群馬県十二ケ岳産の八重咲き品種です。数個体採取されたようです。どれもレンゲショウマとしては葵のように花弁が色づく濃色花で上品な含み咲きの所が高く評価されています。

青白磁

葵の坪取り兄弟木で白花でリップだけ色づくタイプです。もちろん青軸品種です。花がやや大きく花型が良いので観賞の点では一番美しいレンゲショウマと言っても過言ではありません。花茎も必要以上に伸びませんのでその点でも優良品種の素養があります。

覆輪花

萼片裏(花弁裏)にその特徴が現れます。レンゲショウマをたくさん見ている方でないと違いが分からないかも知れません。この個体は覆輪花と言うだけでなく花自体が大変良い花です。ふくよかな形です。また必ずでは有りませんが萌黄の虎斑を現します。当園では毎年斑に関しては無選別として休眠期販売しています。葉が出てから斑が入った株は少し高くなります。斑が入っていなくても栽培している内に、特に株分け出来るようになれば二分の一か三分の一くらいの確率で斑が現れます。二芸品と言えます。

紫宝

斑入(ザレ斑)として採取された個体ですが咲いてびっくりです。一二を争う濃色花です。リップ先の濃色部分が濃いだけでなく普通より深くなります。花も株もやや小型です。

紫雲

当園花物選別一号品種です。上画像のように山取りされたときは見事な白斑品でしたが翌年以降後青くなってしまいました。確率は大変低いですが時たま上画像のような白斑の芽が出たりします。あまり期待は出来ません。斑入の遺伝子のためか濃色の具合も年によってばらつきますし大変増殖が良いため安価に休眠期販売しています。

モエギ姫レンゲショウマ

赤城山の山頂湖に近いところで採取された品種で群落的に自生していました。亜種的個体群と考えます。すべて青軸で小型です。昔は全日照下でも栽培出来たため花茎も20cm足らずで咲かせることも出来ました。あるいはそのような個体もありました。標高の高いところに生育していたためと思いますが近年の夏の高温では栽培が難しくなっています。以前はたくさんありましたが知らぬ間にかなり少数になってしまいました。早く高温に弱いことに気付けば良かったと後悔しています。栽培していた方々も同様に言っています。枯らしてしまった方が多いようです。白花でリップの先だけ紫に染めるきれいな花です。大切に保存栽培していきたいと思います。

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