墨絵之誉の斑入変化種『墨絵黄冠』ですが本品は墨絵黄冠Aタイプとして扱っていました。何年か栽培してみて初期タイプとだいぶ違いますので『王妃墨絵』と命名しました。初期型から現れた姫性タイプを増殖したものです。苗起こしの段階では大変小さく駄目になる株も多く出ます。成長はすこぶる遅く500円玉サイズにするまでが大変です。掲載品サイズになればどなたでも作れます。じっくり作ってみてください。少なくても若い内はたいへん子吹きが良いので株分けで増やすことにします。成長の点から考えておそらく挿芽する人はいないと思います。 なお同じ墨絵黄冠の『墨絵鳳凰』や初期型は問題なく挿し芽繁殖できます。 王妃墨絵の中から更に葉の細かい品種が出て『夢殿』としましたが夢殿を挿してもほとんど『王妃墨絵』になります。また小さいうちに選別しても4号くらいの株にならなければ本性は見極められません。 販売品は昨年9月の植え込み品です。これから柄が出てきます。植え替えは来年で良いと思います。取り敢えず多肥は避けてください。挿し芽からですと10年近く経っています。h
★上から画像でピンセットの先の芽株がかなり細かいです。もしかしたら夢殿かもしれません。分けてしまうかとも思いましたが取り敢えずはそのままで掲載します。