昭和30年の登録品種です。鱗片の粗い立葉の縮緬葉です。縮緬葉の春雨や浜孔雀の様な性強健種ではありません。この株は当園で20年くらい保持していると思います。入手時がどの程度の大きさだったか覚えていませんが普通の品種ならかなりの大きさになっていたでしょう。根も威張れる状態ではありません。良質の用土で新根が期待できるような植え込みをしています。肥料分は少しだけです。水肥をあげるのが良いと思います。上物を元気にすることによって根の伸長を促すことが出来ます。取りあえずはこの品種ですのでご了解下さい。
手放すにあたっておもしろい鉢に植えて上げました。似合っていると思うのですがどうでしょうか。4号程度の後継者がいますので販売に回したわけです。駿河獅子のこのサイズは稀少だと思います。
なお株元に黄葉が吹いています。挿し芽すると良いです。新品種になります。